5月15日(火)まで有職御人形司 伊東久重作の武者人形を展示中:「夷川邸」で着物ランチ

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歴史的芸術的魅力に溢れたラ・ロカンダの個室「夷川邸」にて、着物で珠玉のイタリア料理をお楽しみいただくというユニークな体験を提供しています。まるで上流階級の人々が着物で洋食を楽しんだ明治の文明開化の時代を追体験するかのようなこの特別プランには、ラ・ロカンダのイタリアンランチコース、デザート、プロの着付けやヘアスタイリングが含まれており、特別な日をお気軽にお楽しみいただけます。夷川邸から見える美しい枯山水の眺めとともに、素晴らしいイタリアンを堪能し、その後は着物でザ・リッツ・カールトン京都の周辺をお散歩することもできます。近くの鴨川沿いを歩けば、並木、寺社、昔ながらのお店など数多くの観光スポットをご覧いただけます。

時間:11:30 A.M. – 2:30 P.M.(ラストオーダー)
内容:ラ・ロカンダ ランチコース(料理4品、デザート1品)     
料金:平日 ¥20,000(税・サービス料込)、土日祝日 ¥25,000(税・サービス料込)
場所:ラ・ロカンダ 夷川邸



※前日6:00 P.M.までに御予約ください。 
※料金には個室料、ホテルでのお着付け、ヘアアレンジ代、お食事代が含まれます。
※お着付けのため、食事開始1時間前にご来館ください。
※夏は浴衣もお選び頂けます。

<2018年5月15日まで 十世 伊東久重作 武者人形展示のお知らせ>

2018年5月15日まで、端午の節句にあわせ、有職御人形司 伊東久重作「応神天皇(おうじんてんのう)」・「武内宿禰(たけのうちすくね)」・「旗持ち(はたもち)」を夷川邸・御殿の間に展示しています。十世 伊東久重が息子、庄一(十一世久重)の誕生に際し制作した武者人形で、約100年前、大正10年(1920年)頃に制作されました。当時の武者人形はこの3体の組み合わせが人気だったそうです。(ほかの組み合わせとしては「神功皇后」「武内宿禰」「旗持ち」も有名。)「神功皇后」は武勇に優れた伝説の女性で、お腹に子供がいるにも関わらず朝鮮半島へ出兵し、戦に勝利したのち日本に戻り九州で「応神天皇」を出産しました。「武内宿禰」は忠義の家臣として名高く長寿を誇り300歳まで生き、応神天皇を含め5代の天皇に仕えたと言われています。「神功皇后」か「応神天皇」に「武内宿禰」と「旗持ち」を加えた3体を飾るのが京都の旧家では一般的だったそうです。段飾りにする場合は「白馬」を飾り関西では「虎」を添えることも多いです。


     応神天皇             武内宿禰            旗持ち

<伊東家について>
京都の伊東家は江戸時代中期享保年間(1716~1735)から続く、御所人形制作を家業とする家筋です。京都市北区衣笠で、代々御所人形をつくり続けている伊東家は、江戸時代初期より、四条烏丸の近くで「桝屋庄五郎」という屋号で薬種問屋を営んでいました。江戸中期ごろ、京の町では、商家の看板の華やかさを競うことが流行り、手先が器用だった当時の当主が、看板代わりに人形をつくったところ、それが評判を呼びました。以来、伊東家では人形制作を生業とし、三代目のころ、後桜町天皇より御所への出入りが許され、「有職御人形司 伊東久重」の名を下賜されました。現在は、当代の十二世・久重氏と、長男の建一さんが、その技を守っています。

<夷川邸について>
ホテルの重要な文化的遺産であり、歴史的建築でもある、夷川邸。この邸宅は、1908年に総檜造りの別邸として建てられ、家主であった藤田伝三郎は実業家として成功を収め、民間出身者で初めて男爵の位を授かった人物です。彼は藤田財閥の創始者としても知られ、明治期の政治経済界から注目される、日本近代化を担った存在でした。

ザ・リッツ・カールトン京都の開業にともない、夷川邸はホテルへの移築のため改装工事が行われ、2013年にその工事が終了しました。装飾的な木造部分には、今日では入手不可能な最高級ヒノキが、伝統的な日本建築のひとつである床の間にはケヤキの中でも特に逸材が使用されました。また解体工事中には、類似した箇所に数種類の異なる職人により仕上げたような形跡が見つかり、当時の大工たちが腕を競った様子がうかがえます。夷川邸は、老朽化が進んでいたことから、改装工事は約10か月にわたり行われました。建物を構成していた全ての木造部分は丁寧に解体、保存され、再建に使われました。最も損傷が激しかった鴨居、敷居部分、戸や鍵の部分は他の部屋にあったものが転用され、壁の塗装は一度剥がしたのちに、ふるいにかけて上塗りの塗料と混ぜて再利用しました。

夷川邸には数多くの貴重な調度品が残っており、改装工事中に修理されました。特筆すべきは、緻密に彫金された6枚の葉と花びらを配した釘隠し、さらに珍しい千鳥のデザインが施された純銀の引手などです。2枚の襖、「孔雀の図」と「雲に雀の図」は1枚の屏風にされました。繊細に彫られた金物細工をあしらった違い棚は、伝統的な「ななこ塗り」により、愛らしい輪紋が散りばめられ、筆返し(筆が落ちないように取り付けられた木の淵)を付した、建設時に特注された逸品です。さらに興味深い箇所は、襖と壁の間にある欄間で、よく見ると表と裏で異なるデザインが透かし彫りで配されています。

お問い合わせ先:

TEL:075-746-5522(レストラン予約直通)

受付時間:9:00 - 18:00